Lesson 5 使い方を間違えがちな動詞3

使い方を間違えがちな動詞第3弾!





今回は


listen 
hear


です。


ここで質問です。


学生時代、英語のテストは「ヒアリングテスト」ですか?それとも「リスニング」テストですか?


最近は「リスニングテスト」というのが主流のようです。


きっと、英語が浸透してきたからでしょう。


というのも・・・・


「リスニングテスト」と「ヒアリングテスト」は意味が違ってきます。


それがどう違うかを早速説明していきましょう!



hear






"hear"には『聞こえる』という意味があります。


これは意識しなくても『聞こえてる』ものをさします。


例えば、鳥のさえずりだったり、車の音だったり、だれかが笑っている声だったり、その辺で聞こえるもの全てをさします。


意識して聞いてる訳ではないので、いきなり聞こえたこともこの"hear"を使います。


I heard somebody calling me.
誰かが呼んでいるのが聞こえた。


または、能力的に『聞こえている』かどうかの時にも使います。電話等の電波が悪く聞こえにくい、周りの音がうるさすぎて聞き辛い時にもつかいます。


I’m sorry I can’t hear you well right now.

ごめんなさい、今良く聞こえません。



続いては


listen





"listen"は"hear"と違って自分の意志で『聞く』時に使います。


イラストのように『音楽を聞く』などです。


 I like to listen to music. 
わたしは音楽を聞くことが好きです。



相手に意識を向けさせる時にも使います。


Listen! What’s that noise?
聞いて!あの音はなに?


"hear"と"listen"の違いは、『聞こえる』か自らが『聞く」かの違いにあります。


となると、「リスニングテスト」と「ヒアリングテスト」の違いも出てきます。


「リスニングテスト」は意識をして聞く。なので、英語のテストで良くあるのは会話を意識して聞いて、その後に続く問題に答える。


対して「ヒアリングテスト」は聞こえるかのテスト。どちらかというと聴力テストに近い意味になります。


英語を聞いていて、


I'm not good at listening English.
英語の聞き取りが苦手なの


と言えばゆっくりしゃべってくれる等聞き取れるように言ってくれるし


I'm not good at hearing English.
英語を聞こえにくいの(Englishとついていても英語だけが聞こえないことはないと思われると思います)


と言えば大きな声で話してくれると思います。


単語が違うと意味合いがぜんぜん変わってきてしまいますね。


英語は日本語訳だけに頼るのではなく、その単語のもつ意味を理解して使うことがとても大切です。



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